アメリカ南部からメキシコにかけて、テクス・メクス料理と呼ばれる中米料理がある。これは、一般的にはメキシコ風のアメリカ料理を指す言葉であり、テックス・メックス料理とも言われてる。このテクス・メクスという言葉は、1875年に認可されたテキサス・メキシカン鉄道の略称として使われた言葉だった。新聞で表記される際に、「テキサス・メキシカン鉄道」という単語があまりに長すぎたため、略称としてテクス・メクスと表記されたのが始まりであり、次第にその鉄道周辺の地域を表す言葉として定着したらしい。
この中米料理の特徴は、メキシコ料理と同じような食材を使用することが多いのだが、それ以外に、本場のメキシコ料理ではほとんど使われないものが用いられる。テクス・メクス料理は、メキシコ料理と比較して、大量の牛肉を使い、更にはチェダーチーズ、モンテレージャックチーズなどを使い、香辛料も大量に使用する特徴がある。高カロリー、高脂肪、濃味と、実に判りやすくアメリカナイズされたメキシコ風の料理が、テクス・メクス料理だと言っていいだろう。
トルティーヤをパリッと揚げたタイプのタコスなどはテクス・メクス料理独特のものであり、またレストランのアペタイザーとして、サルサがついたトルティーヤチップスが出されるのも、伝統文化として根付いている。中米料理としては珍しく揚げ物が多いのも、このテクス・メクス料理の特徴である。中米料理における代表的な調味料はサルサになるが、テクス・メクス料理における代表的な調味料は、チリコンケソである。チーズをたっぷり加えて作るこの料理は、野菜のみで作られるサルサと違い脂肪たっぷりで実にアメリカらしく仕上がっている。テクス・メクス料理のサルサにはトマトや豆抜きで作られるものもあり、確かにオリジナルを名乗るだけの独自性を築いているのかもしれない、と納得(あるいは諦観)させられるパワーがある。
海外旅行の楽しみのひとつは各国の名物料理を堪能することですが、そう簡単には行けない地域もあります。でもお料理だけなら日本にいても楽しむことができます。日本人になじみがありそうであまりないのが中米料理。中米といえばメキシコ・ジャマイカ・ドミニカ・コスタリカなどなど。
中米料理と聞いて多くの人が思い浮かべるのは「タコス」ではないでしょうか。トウモロコシの粉を練って薄く焼いた皮「トルティーヤ」に具を載せたものが「タコス」、その上にソースをかけて焼いたのが「エンチラーダ」。「エンパナーダス」というミートパイに似たものもあります。これらは日本国内のメキシコ料理店で楽しむことができます。最近ではハバネロという世界で一番辛いと言われる唐辛子を使ったスナック菓子までスーパーで見かけます。
中米料理と聞いて、まずピンと来るのがメキシコ料理。これは日本でも今ではかなりポピュラーです。メキシコ料理と聞いてもピンと来ない人でも、タコスやブリトーは聞き覚えや食べた経験があると思います。メキシコ料理は香辛料の効いたお肉をベースに野菜がふんだんに使われたり、豆類がたくさん食べられたりとイメージよりもかなりヘルシーな料理です。私個人としては、もっともっとメキシコ料理がメジャーになってくれたらいいのにと思います。
中米料理の特徴について語るためには、カリブ海沿岸のこの地域の歴史的特性について触れておかなければなりません。15世紀の大航海時代から始まったヨーロッパ列強の植民地支配は中米地域にも及びました。もともと中米に住んでいた先住民であるインディオは、スペイン、フランス、イギリスなどによって強制労働に駆り立てられ、また、アフリカからの黒人奴隷も大量に投入されました。
さて、中米料理と言ってもまずは中米とはどこの地方を指してるのかわからない人も居るのではないでしょうか。私もなんとなくメキシコ辺りの事じゃないの。とは思ってましたが実際に調べて見たら結構広い範囲でした。まぁ米と付くので当然と言えば当然なのかも知れません。実際には、メキシコからパナマ辺りまでの広範囲を含んでおりあまり聞いたことのないような国ばかりです。サッカーの日本代表戦を見たことがある人なら名前位は知ってる方も居るかと思われます。
そのようなとても広い中米なのですが、中米料理と言われてもほとんどの人がメキシコ料理の事しか思い浮かばないと思います。